心筋マッピングシステム
心筋マッピングシステム HMS32〜256
心電図単極誘導法を時間微分することにより、局所の興奮到達時間、再分極終了時間を測定します。
局所興奮到達時間(activation time)と局所再分極終了時間(recovery time)との時間差(activation recovery interval)は、局所90%再分極時間と良好な相関を示すことが知られており、この方法によって測定面の脱分極、再分極の詳細なマッピングが可能になります。また膜内や膜外領域の受動的な導電特性に基づく関係から、興奮波が一定の速度で移動する興奮伝搬を測定し、時間的、空間的な興奮伝搬速度と興奮伝搬電位を解析します。
- 心筋表面の心電図を微分方程式で描画し、二次元あるいは三次元形状の心室や心筋形状に重ね合わせることで伝導速度を簡単に解析します。
- 等電位分布図、等時図分布など、興奮伝搬様式が簡便に測定可能です。
- 心筋表面や心室内など、使用電極を変更することにより、多種の測定解析が可能です。
- 小動物から大動物まで対応します。
仕様
入力チャンネル | 32〜256ch(32ch増設) |
---|---|
入力インピーダンス | 1012Ω |
内部雑音 | 3μV PP |
CMRR | 90dB |
アンプゲイン | x100, 200, 500, 1000 |
ローカットフィルター | 0.05Hz |
ハイカットフィルター | 500Hz |
サンプリングレート | 1kHz〜2kHz(ch数、ADコンバータに依存) |
消費電力 | AC100V、1A |
寸法 | W400 x D250 x H100[mm] |